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宮下祥子ギターリサイタルin千葉(ピアノ共演:高木洋子)

宮下ソロb
【写真1】宮下祥子ソロ演奏中。(写真提供:大人のソロギターサークル代表・茂蔵)


宮下&高木DUOb
【写真2】宮下祥子&高木洋子共演中。(写真提供:大人のソロギターサークル代表・茂蔵)


P5070362.jpg
【写真3】二人の美女に囲まれて、何とも贅沢な私。バチが当たりそうな幸せものです!



7/10(土)、千葉県佐倉市で宮下祥子ギターリサイタルが開催されましたのでレポです。
宮下さんは、皆さんご存知のように札幌在住のトップギタリストです。

私は千葉ソロギターサークルの代表として、このコンサートの後援をさせていただきました。宣伝用チラシやプログラムなども作成させて頂きました。
主催は大人のソロギターサークルです。名前は似ていますが、全く別の団体です。でもお互い交流も盛んで、2つのサークルに在籍している方も何名かいます。


当日のプログラムは前半は予定通りでしたが、後半は多少曲順や曲目を変更して演奏されました。
「すみれの花咲く頃」の代わりに「I Loves You,Porgy」が演奏されました。


さて、宮下さんの演奏ですが、とても素晴らしい演奏でした。
特にアランフェス。昨年の11月にGGホールで聴いた時よりかなり良かったです。
まず第一、第三楽章のテンポ設定が落ち着いていました。冒頭のギターの数小節を聴いただけで、「おっ、今日は違うな」と感じました。
落ち着いたテンポでも、アレグロ感は十分感じられるスピード感がありました。

その効果で、細かい早いパッセージの確実性が飛躍的に高まって、全体的に安定感のある、完成度の高いアランフェスになっていたと思います。
前回散見された、早いパッセージの特に終わりの部分の弾き飛ばしがかなり少なくなっていて、聴いていて気持ちが良かったです。
アランフェスの一、三楽章は、音楽を味わう楽しさと、ギターの名人芸を堪能する楽しさの両方が満たされると、満足感はさらに高まります。

前回の演奏の時は、とにかくテンポが速すぎて、安定感が無く、手に汗握りすぎて聴いていて音楽に入り込めませんでした。
速いテンポで始まったものを、ピアノが更に煽る感じで、どんどんヒートアップする感じでした。そしてそのしわ寄せは、主にギターに・・・・。
また、冬場で超満員だったせいも有ってか、定評のあるはずのGGホールの響きが悪く、ギターがとても小さく感じました。

今回は、その時の演奏を教訓にしてか、明らかに安定感のある演奏を目指したと感じられました。その効果はバッチリ出ていました。
ただ、ギターは安定的なテンポを維持しようとしていましたが、ピアノソロの部分がやや走り気味な時があり、時々ヒヤヒヤしました。
まあ、これは今回の演奏では無く、一般論ですが、ピアノはどんなに速いテンポになっても、ギターよりは確実性が維持しやすいようですが、ギターは苦しくなりますよね。

第二楽章も前回はかなりあっさりと、さらっと弾いた感じでしたが、今回は心持ちたっぷり感があって、思わせぶりな感じと言いますか、この曲の持つ”深み”みたいなものが良く表現されていたと思います。感動的な音楽でした。
惜しむらくは、サビの部分でもう少しピアノがバーンと大きな音で出てくれたら、言う事なかったです。

ピアノとギターのバランスもかなり良かったと思います。前回のGGホールの時と比べたら、雲泥の差が有ったように思います。
今回使用したスペインの名器、アルカンヘル・ヘルナンデスも、良く鳴っていたと思います。

ピアノとギターが同時に弾くところで、もう少しギターが聴こえらたら・・・と言う部分はありましたが、ピアノをあれ以上抑えて弾く事は相当困難でしょうから。ギター協奏曲という分野の宿命なのかもしれません。
全体的には、宮下さんの高い技巧を発揮した演奏で、十分に楽しめる演奏でした。


後半は、宮下さんはMCを入れ、お客さんとの対話を感じながら、和やかな雰囲気で進められました。


ソロ曲も総じて好演だったと思います。
トレモロの美しさ、一音一音のタッチの美しさ、ギターの自然な音を響かせる技術は特筆ものです。作曲家の書いた意図を、丁寧に紡ぎ出すかのような、安定感のある演奏が続きました。ミスも少なく、聴衆を音楽に没頭させる事ができていたと思います。

音自体も、後半に行くに従って音量が出てくる感じで、演奏の調子も上がって行く感じがしました。耳が慣れてきたという以上のものがあったと思います。


このコンサートの目玉の一つだった、高木洋子さんのピアノソロ、アルベニスのグラナダは、ギターでは良く聴きますが、ピアノの生演奏で聴いたのは初めてでした。
とても柔らかなタッチで表現され、左手のメロディが朗々と歌われ、スペインの香りが漂うような演奏だったと思います。
いつも聴いているギターとは一味違う、キラキラした音で、何と言うか心が洗われるような演奏でした。
とっても素敵な演奏で、ギターコンサートの中に自然に溶け込んでいました。もっと他の曲も聴いてみたくなりました。


この日は、アンコールでもサプライズがありました。
アンコールの1曲目として、バリオスの大聖堂の第三楽章が、高木洋子さんのピアノソロで演奏されたのです。
大聖堂と言えば、昨年の冬にマイミクの白と黒さんのピアノ演奏をmixiやジョイントコンサート等で紹介させていただき、私にとっても思い入れの深い曲ですが、この曲がまさかプロの演奏会で聴けるとは思いませんでした。会場のギターファンは、この珍しいサプライズ演奏を、とても興味深く聴いた事と思います。

演奏は、バリオス本人よりもさらに高速と思われるテンポ設定で、凄まじいアレグロでした。鬼気迫る凄みすら感じる演奏で、ここだけの話ですが(笑)、ギターよりも感激したくらいです。あの大聖堂が、こんなにもスリリングな曲に生まれ変わるとは、驚きです。

編曲も白と黒さんのものとは違って、シンプルなものでした。
白と黒さんの編曲は、色々な音を追加し、時にはフレーズも対位法的に変えたり、大胆な和音を追加したりと、ギターの原曲からは少し離れたた、もう一つのピアノ曲のような編曲で、私は大好きな編曲です。
それに対し高木さんの演奏は、バリオスの原曲を生かしつつ、ピアノの性能に見合った音の厚みや華麗さを最小限に追加して、原曲がより引き立つようにシンプルに編曲した、と言う感じでした。

どちらが良い悪いではなく、手法の違いだと思います。異なった魅力を持った、どちらも素晴らしい編曲だと思います。
また一つ、魅力的な大聖堂が生まれたと思います。この違いは、是非白と黒さんにも実際に聴いて頂いて、感じて頂きたいと思いました。


そして、アンコールの2曲目として、宮下さんが登場。
なにやら十八番のタンゴアンスカイではなく、しっとりとした曲を弾こうとしていたようですが、ここで会場からソルの曲のリクエストが・・・。(曲目は失念)
それは弾けないとさらりとかわしたと思ったら、さらに会場からアラビア風奇想曲のリクエストがかかった。おいおい、皆さんわがままと言うか、何という無茶振り(笑)、果たしてどうなるのか・・・

なんと宮下さんは、アラビア風奇想曲をアンコールで弾いてしまいました!何と言う臨機応変な対応能力でしょう。
しかも本編で準備した曲目と同じクオリティで演奏していました。さずがプロは違うな、と実感した次第です。
このアンコールの演出には、お客さんもさぞや満足したものと思います。私も満足しました。


以上のように、演奏自体はとても素晴らしいものでしたが、惜しかったのは、こんなに良い演奏会だったのに、お客さんが少なかった事です。99名の定員に対し40名程しかいませんでした。この点は、後援者として、私も力不足を実感しました。
主催者さんは過去のお客さん180名にDMを出したり新聞に記事を載せたり、各地の公共施設にチラシを置かせて貰ったりしたとの事です。
私も色々なギターのイベントでチラシを配ったり、mixiやブログで紹介したりと、できるだけの宣伝活動事はやったのですが、まだまだ足りなかったようです。

特に、千葉では無料では多数のお客さんが来るが、有料になったとたんに激減すると言うジンクスがあるということを聞いていましたが、まさにそれを実感しました。

あの宮下さんでさえこの観客数ですから、今後千葉でのイベント開催には、もう一段の工夫が必要だと感じました。
それこそ村治佳織さんや山下和仁さんでも呼ばない限り満員にはならないかも・・・。
今後も、私のサークル主催でいくつかの有料イベントを計画していますが、危機感を持っています。対策を考え、工夫しながら進めたいと思います。
どんなに良い演奏会であっても、お客さんが少ないと本当の成功とは言えないと思いますので。

翌日7/11の宮下祥子マスタークラスのレポは、また後日。
以上。



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【宮下祥子チャリティギターコンサートin千葉】
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1.【日時】 2010/7/10(土)開場:14:00/開演14:30

2.【会場】千葉県佐倉市・西志津ふれあいセンター2Fホール (定員99名)
  ・会場HP:http://www.city.sakura.lg.jp/comisen/nishifure/

3.【入場料】一般2500円/学生2000円(当日各500円増し)

4.【プログラム】
 <第1部>
  ・アルハンブラ宮殿の想い出(F.タレガ)
  ・グラナダ(I.アルベニス)※高木洋子ピアノ独奏
  ・アランフェス協奏曲(J.ロドリーゴ)*ピアノ共演:高木洋子
  (15分休憩)
 <第2部>
  ・さくらの主題による変奏曲(横尾幸弘)
  ・この道(山田耕筰~佐藤弘和編曲)
  ・みどりのそよ風~「新12の歌」より(草川信/壺井一歩・編曲)
  ・I Loves You,Porgy~「新12の歌」より(ガーシュウイン/壺井一歩・編曲)
  ・仰げば尊し~「新12の歌」より(スコットランド民謡/壺井一歩・編曲)
  ・羽衣伝説(藤井敬吾)
 <アンコール>
  ・大聖堂~第三楽章(A.バリオス)※高木洋子ピアノソロ
  ・アラビア風奇想曲(F.タレガ)※宮下祥子ギターソロ

5.【主催】 大人のソロギターサークル(代表:茂蔵)

6.【後援】千葉ソロギターサークル(代表:NAO)

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テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

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