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岡本拓也君のアランフェス協奏曲デビュー【ある有名人とも遭遇】

岡本拓也君のアランフェス協奏曲デビュー【ある有名人とも遭遇】


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【写真1】開演前の千葉県文化会館のホール内の様子


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【写真2】演奏を終えた岡本君と


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【写真3】なんと、観客として来ていた大萩康司さんと!




過去何回かこの日記でも紹介してきた、岡本拓也君が出演する千葉県民の日記念「第24回若い芽のαコンサート」を聴いてきましたのでレポ。(またまた巻物注意報です!)


千葉県民の日記念「第24回若い芽のαコンサート」
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日時:2010年6月27日(日) 14時開演
会場:千葉県文化会館大ホール

管弦楽:ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉
指揮:大井 剛史
ギター:岡本拓也
フルート:沼田絵恋
ヴァイオリン:青木尚佳

<曲目>
1.シューベルト:イタリア風序曲 第1番 D.590
2.ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(ギター協奏曲)
3.尾高尚忠:フルート協奏曲作品30b
4.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64

協賛 αバンク京葉銀行
【ニューフィル千葉のHP】
http://npoc.info/concert/2010/20100627.html
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今回岡本君は、フルート、ヴァイオリンの各協奏曲に混じって、ギターでアランフェス協奏曲を弾きました。3名の若きソリストは全員千葉県出身者など千葉にゆかりのある将来有望な、若き音楽家の卵たちです。
ヴァイオリンの青木尚佳さんは地元の高校三年生。とっても可愛らしい方で、青を基調としたドレスも素敵でした。
フルートの沼田絵恋さんは、東京芸大を卒業した若き才能です。(25歳ぐらいか?)
岡本君はこれまで、ピアノ伴奏ではアランフェスを弾いたことがあるようですが、オーケストラと共演するのは初めてとの事です。一生に一回しかない記念すべきコンサートに立ち会うことができました。


岡本君といえば、地元千葉県民期待の若手ギタリストで、現在高校3年生です。
昨年、高校2年生の時、クラシカルギターコンクール、GLC学生ギターコンクール、ジュニアギターコンクールと、3つのコンクールで優勝するという、快挙を達成しています。
その岡本君が、本日千葉県文化会館で、地元千葉の唯一のプロオーケストラ「ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉」と共演です。

岡本君は既に、私の日記にも何度か紹介してきましたが、今年の3月、私の主宰する千葉ソロギターサークルのステージ練習会にも参加してくれました。
その縁もあり、今年の12月25日に、やはり地元千葉出身の大学4年生で若手の筆頭格、吉田潤さんと2人でジョイントコンサートを計画しました。皆さん、是非聴きに来てくださいね!


本日のこの演奏会は入場無料ですが、抽選に応募し、当選しないと入場できません。
私がハガキで応募したところ、なんと5名分が当選しましたので、わざわざ遠く埼玉から来てくれた白と黒さん他、合計5名で聴きに行きました。


さて、肝心の演奏ですが、とっても立派に鮮やかに弾いていました。
全体的な印象としては、18歳の若者らしくさわやかで正攻法、真正面から取り組んだアランフェスでした。

第一楽章はやや遅めのテンポで、悠然と余裕を持って演奏。若者らしからぬ堅実な落ち着いた演奏です。テンポに余裕があったので、技術的な破綻はほとんど無く、最後まで安心して聴けました。

続く第二楽章は、これまたゆったりと、本来の指定どおりのアダージョで聴かせてくれました。私の個人的な好みは、第二楽章はもう少し思い入れたっぷりに弾いたほうが好みですが、岡本君は割りとさらっと流した感じでした。途中の聴かせどころの高速スケールなども確実に安定して決めていました。

最後の第三楽章は、第二楽章が終わって、即、間髪入れずに演奏開始です。ジョンなども結構間髪入れずに演奏しますが、これまで聴いた誰よりも隙間が少なかったと思います。
テンポは第一楽章よりもかなり快速でした。楽譜の指定どおりのアレグロです。
高速スケールや各種の細かいパッセージの終わりの部分で、ところどころ弾きこぼしはありましたが、全体的にはなかなか安定したテクニックを示していました。
一箇所(アンヘル・ロメロの運指の楽譜で言うと⑥の部分)、運指が消えたようで、指が彷徨いヒヤッとしましたが、すぐに取り戻し、その後はこのミスを取り戻すかのような、気合の入った演奏で最後まで弾き切りました。

岡本君は、あまり感情を表に出さずに淡々と弾くタイプですが、この第三楽章は、ソロを含めこれまで聴いたどの演奏よりも情熱的に熱い心で弾いていたように見えました。
岡本君もこんなに熱い演奏をすることがあるんだ、と再認識した次第。
最後の難関高速スケールもバッチリ決めていました。オーケストラとのコンビネーションも上々です。


演奏が終わると、どこからとも無くブラヴォーの声が数回でました。私もブラヴォーと叫びたいぐらいジーンと胸が熱くなりました。
岡本君、やりました!アランフェス、見事に弾き切りました。もう手が痛くなるほどの拍手で、好演を讃えました。

演奏後には、花束をもらい、ステージ上でNHKの女性司会者にインタビューに答えていましたが、話し方も立派です。高校生とは思えないぐらい堂々とし、落ち着いた受け答えをしていました。
お世話になった師匠や関係者へのお礼を忘れずに話し、夢だったオーケストラとの共演が実現したことへの熱い思いが伝わってくるインタビューでした。


気になったPAの使用ですが、やはりPAは使用していました。ステージの前の横一列に飾られた、鉢植えの花の陰に小さなスピーカーが設置してありました。
ただし、ギターの生の音を極力生かすような感じで、PAは控えめに使われていました。どうせ使うならもう少し大きくしても良かったかな、と感じました。

ラスゲアードはかなり大きく聴こえていましたが、それ以外の音はやはり耳を澄まして集中して追いかけないと、なかなか聴こえてきません。私は音符の隅々まで把握していますので、すべての音を聴き取ろうと集中していましたから、結構疲れました。

会場の千葉県文化会館大ホールは定員1787名とかなり大きなキャパで、岡本君は音量的にはそれ程大きい方では無いので、PAを使わないとかなり苦しかったでしょうから、PAを使って正解だと思います。


ちなみにこの千葉県文化会館は、1980年10月に、あの天才・山下和仁がムソルグスキーのピアノ曲の大曲「展覧会の絵」をギター1本で全曲演奏して世界を驚かせたのは、このホールが世界初演だったというゆかりの会場です。その翌日、東京で弾いたとの事。


アランフェス演奏後に15分の休憩があり、第二部の1曲目は尾高尚忠作曲の「フルート協奏曲作品30b」(1951年作)でした。
この曲はかなり良い曲だと思いました。日本人の作品とは思えない、まるでヨーロッパの古典交響曲のような堂々とした響きを持つ15分ほどの曲でした。
沼田さんのフルートはとても音色がつややかで、多彩で楽しめました。ギターではとても弾けないような超絶的なフレーズが頻繁に出てくる曲でしたが、確実にしっかりと吹けていたと思います。
花嫁衣装のような純白のロングドレスも素敵でした。

作曲者の尾高尚忠は、先日mixiの日記にレポを書いた山下和仁がN響と共演したとき、尾高賞受賞作品を弾いたが、その尾高氏ご本人のことである。
日本の楽壇に多大な貢献を果たした功績が認められて、この「尾高賞」が創設されたとの事。39歳という若さで早世したというモーツァルトのような天才肌の音楽家です。


プログラムの最後は、ヴァイオリンコンチェルトの超定番、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。所謂メンコンです。
ソリストの青木さんは、もう完全に一流のプロ然とした圧巻の演奏、演奏はもちろん立ち居振る舞いも、トリを飾るにふさわしい堂々とした圧倒的な演奏でした。これでまだ女子高生とは・・・、末恐ろしいとはまさにこの事です。


アランフェスの時には、オケ団員が50名ほどの中編成でしたが、このフルートとヴァイオリンの時は増員され70名ほどのフル編成で演奏。
当然だが、フルートとヴァイオリンはPAなど使用しなくても、十分にホール一杯に響いていました。ギターのように耳を澄まさなくても、細かい部分まで自然に耳に入ってきますので、気分的に楽に聴くことができました。


ギター、フルート、ヴァイオリンと、一度に3つの楽器の音色を楽しむことができた、素晴らしい演奏会でした。
ギターは、音量的にはやや見劣りはしましたが、立派に存在感を示していました。
こうして、いろいろな演奏を聴いてくると、先日の山下和仁がN響とやったパフォーマンスが、いかに凄い演奏だったかを改めて感じました。山下、恐るべしです。



ところで、会場にはギター関係者というか、顔見知りの方が一人もいませんでしたが、私の妻が何と大萩康司さんを発見!私たちの座っていた位置の5列前辺りに女性と2名で座っていました。
最初は、他人の空似かと思っていましたが、休憩時間にじっくり、そして遠巻きに眺めていましたが、なかなか確認できなかったので、意を決して、席を探す振りをして、すぐ近くまで接近して確認したら、本物だと確信しました!

何故、こんな大物ギタリストが千葉くんだりのしかもアマチュア(?)高校生の岡本君の演奏会に来るのだろうか?凄く気になりました。
もう気になって気になってしょうがなかったので、帰り際にロビーに居た大萩さんに、思い切って「大萩さんですか?」と声をかけてみました。
果たして・・・、やはりご本人でした。

普通なら、いくら有名人だからといって、気軽に声を掛けるものではありませんが。実は私と大萩さんは師事したギターの師匠(中野義久氏)が同じという共通事項があるのです!
私は福岡での大学時代に2年ほど中野先生に師事していましたが、その数年後に、中学生ぐらいの大萩さんが師事していたのです。いわば大萩さんは私の弟弟子なんです。


声を掛けた当初、大萩さんはびっくりしたような顔をしていましたが、福岡で中野先生に習っていたことを話すと「それでは、私たちは同門なんですね」と気軽に話してくれました。
その後、福岡のギターショップ「フォレストヒル」の話しや、12/25に岡本君のジョイントコンサートを私が主催する事などをお話しすると、すぐに打ち解けて笑顔で話しをしてくれました。
そのうち千葉に呼んでくださいとリクエストされてしまいました。とっても気さくで良い青年でした。
今回の出会いを大切に生かして、来年にも大萩さんを千葉にお招きして、コンサートとマスタークラスでも開催しようかなと思案中です。

私が千葉で、いろいろなイベントをやっているという話をしたら、ご一緒に居た女性(マネージャーさん?)の方が、私のマイミクのまりあさんの名前を言ってきて、ご存知ですかと聞かれました。まりあさんは、大萩さんの関係者にも名前が知られているようです。


ところで、何故大萩さんがこの会場に居るのか?についても聞くことができましたが、これはここで話しても良いかどうか判断できませんので、とりあえず伏せておきます。ご了承ください。
状況を見ながら、機会があればお話ししたいと思います。聞けば「あっ、なるほどね」という話しです。



そんなこんなで、岡本君の演奏も素晴らしかったですが、思いがけず大萩さんともお話しする事ができた、貴重な日になりました。
私の妻も、ちゃっかり大萩さんと握手してもらい、ご機嫌で帰宅しました(笑)。第一発見者の特権ですかね。


最近、巻物が多くなって困りものです(笑)。でも巻物にしたくなるようなエピソードが続いているのも確かです。

以上。


【6/27追加】
本日の演奏会の模様は、7/3(土)19:20からNHK-FMで放送されます。
千葉地域限定ですが、千葉80.7Hz、白浜82.9Hz、勝浦83.7Hz、銚子83.9Hz、館山79.0Hzです。


【8/24追加】
この日の様子は、谷口和司さんのブログにも紹介されていましたので追記します。
http://bourree.cocolog-nifty.com/cavatina/2010/07/post-0662.html?cid=53991301#comment-53991301

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テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

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岡本君の演奏

岡本拓也君の演奏をブログにリンクさせていただきました。
ぜひ一緒に彼をバックアップしていただきたくよろしくお願いします。
http://bourree.cocolog-nifty.com/cavatina/2010/07/post-0662.html

Re: 岡本君の演奏

当方のブログにコメントを頂きましてありがとうございました。
お返事が遅くなりまして申し訳ございませんでした。

谷口様のように、岡本さんをバックアップしてくださる方がいることはとても嬉しいことです。
今後ともよろしくお願いします。
プロフィール

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