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アルトフィールド「第一回アマチュアギタリストの会」

全国のNAO日記ファンの方々、大変長らくお待たせしました~。
昨日は最高に気分が良かったので、久々の巻物レポです。ご注意を!



2010年3月28日(日)13:00~17:00、東京文京区の文京シビックホールの地下1階の練習室で開催された、アルトフィールド主催「第一回アマチュアギタリストの会」に参加してきましたので、レポ。

アルトフィールドとは、皆さんご存知の日本トップクラスのギタリスト、高田元太郎さん率いる若手演奏家集団です。
この日は第一回と言う事で、元太郎さんの一番弟子と目される河野智美プロがホスト役を務め、進行役はやはりアルトフィールドのメンバー、佐藤洵子プロが担当。

アマチュアギタリスト13名に、プロギタリストが3名同席するという豪華な布陣でした。



集合時間13時の10分ほど前に会場入りすると、すぐに河野さんと目が合い、挨拶。
周りには海海さんやラムタムさんなど知り合いが大勢居て、会場のドアの前で開場を待っていた。
暫くすると、大阪のマイミクさんのみちさんが到着。初めて合うので挨拶を交わした。
程なくして、元太郎さんが鍵を持ってきてドアを開け、皆さん会場に流れ込んだ。

入場すると、まずは全員で椅子を並べて会場設営。
受付テーブルも用意し、参加料2000円を支払って、打ち上げの参加の有無を確認。私はもちろん参加。
打ち上げは特に準備しないとの事だったが、主催者の配慮でインド料理屋さんを予約してくれた。
そして、演奏順の抽選。私は4番目のくじを引いた。その後約15分ほど指慣らしの時間があり、演奏開始。

私は予定通り下記3曲を演奏。

(1)ワルツ Op.32-2 (F.ソル)
(2)舞踏礼賛 (L.ブローウェル)
(3)プレリュード~無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007より (J.S.バッハ)

この3曲は5/4のシニアギターコンクールで弾く予定の曲の全て。ソルは課題曲、他2曲は自由曲。
自由曲は本番ではバッハ、ブローウェルの順に弾く予定だが、そうすると6弦の調弦が2回必要になるので、今回は時間短縮のためバッハを一番最後にし、リピートは全て省略して演奏した。
これで、今回の持ち時間の10分に収まったはず。

演奏の出来は、これまで弾いた中では一番良かったと思う。
ワルツはかれこれ半年ぐらい弾き込んでいるが、ミス無く弾くのはなかなか出来ない。今回はリピートを省いた事もあってか、まあまあ無難に終える事が出来たように思う。
自由曲の2曲は、この正月あたりから取り組み始めたので、これまでまだ2~3回しか人前で弾く機会が無かったので、まともに弾けた事が無かった曲。この日は2曲とも止まったり弾き直したりせずに何とか完走。

舞踏礼賛は暗譜が不完全だったが、前日に必死に弾き込み、当日の朝何とか暗譜の目途が付いたので、本番直前3分前に初めて暗譜で挑戦する事にした。
やっと譜面をただ音にするだけの段階から、曲想や音色などにも本格的に神経が使える状態になってきた感じ。
まあ、全体的にはまずますの出来だったと思う。



参加者の演奏後は、河野さんの模範演奏が30分ほど。曲は下記3曲。

1.ヴァイオリンソナタ2番BWV1003からアンダンテとアレグロ(バッハ)
2.夢(レゴンディ)
3.ジャズソナタ~1,2,4楽章(ボグダノビッチ)

私は、参加者の演奏の時は最後列に座っていたが、河野さんの演奏は最前列へ移動。しかも河野さんの真正面。
距離にして2~3メートルの至近距離と言う贅沢な位置で鑑賞。河野さん右手のタッチに神経を集中して聴いた(見た?)。
流石にプロは上手いです。特にバッハのアレグロは快速テンポで小気味良く決まり、最高でした。
やや硬質なクリアーな音で、細かい音形も弾きこぼさずに丁寧に確実に弾かれ、よどみなく流れるギターの音に酔いしれました。
レゴンディのトレモロは少し爪の音が気になりましたが、これは至近距離過ぎたのかも。
ボグダノビッチはこの人の資質に合っているようで、音楽と演奏者が一体になったようなものを感じました。



河野さんの模範演奏の後は、河野さんによる参加者全員への講評です。
この講評があったから参加したようなのもですが、やはりプロの講評は参考になりました。
自分への講評ももちろん大事ですが、他の方への講評もとても参考になります。
同じ演奏を聴いて、プロの耳と自分の耳の比較、確認が出来ますから。

私への講評も大サービスで書いちゃいます(笑)。まとめると下記のような感じでした。(趣旨)※高田談は、打ち上げで個人的に元太郎さんに聞いたものです。

1.ソルのワルツ
 ・ミス無く弾けていたのは良かったが、テンポをもう少し落とした方がワルツらしい感じになるのでは。
 ・その方が3連符や5連符が寄り軽快に聴こえるようになる。
 ・曲中頻繁に出てくるアポジャトゥーラを意識して演奏するように。(高田談)

2.舞踏礼賛
 ・リズム感を良く感じて、表現するように。
 ・後半部はキューバの路上音楽の雰囲気を出して、自由な曲想(イメージ)を持って弾くと良い。(高田談)

3.バッハのプレリュード
 ・もう少しテンポを落とすと良い。
 ・音符を一つ一つきっちりかっちり弾くのではなく、流れるような感じに聴こえるように。
 ・インテンポで弾きすぎる嫌いがあるので、もう少し柔軟に歌わせる部分があっても良い。(高田談)

4.その他
 ・演奏慣れして堂々と弾いている感じがした。
 ・演奏に聴き入って引き込まれてしまい、私だけ演奏中の写真を撮るのを忘れた。
  (写真はちょっとショックだったが、喜ぶべきところか)



河野さんの耳は流石プロだけあって、皆さんへ的確なアドバイスをしていました。
私が皆さんの演奏を聴いて個人的に思った事と、河野さんが指摘していた事はほとんど同じ+αでしたが、河野さんは例えばある欠点を指摘するにしても、生々しくズバリ指摘するのではなく、少し遠まわしにそれとなく指摘すると言う話し方をしていました。
例えば右手のタッチが悪く、音が汚い人がいたとすると、それをズバリ言うのではなく、「右手のタッチを工夫して、良い音が出せるようにした方が良いと思います」、等という感じで。

細かい事は書きませんが、この日河野さんがおっしゃっていた事は、全て的確な指摘でしたから、素直に受け取っておいた方が良いですよ~(笑)。そして、今後の練習の課題にして取り組むと良いと思います。



他の方の演奏では、ハイレベルな方が何人かいましたが、何と言っても「とこたん」さんの演奏には驚かされました。

とこたんさんは、会うのも聴くのも初めての方で、全く予備情報なしで聴きましたが、その別格ともういうべき演奏は「とこたんショック」と言う感じでした。不意をつかれた感じでした。
一言で言うと、プロ並みの音空間を作り出していました。
まず何といっても音が素直で美しい。ギターの自然な優しさに溢れた音でした。音と音のつながりが自然でレガートさが有り、和音の響きが美しく気品に溢れていました。そして音楽表現もごく自然で、心地良い流れが感じられました。etc....
私もこのような音を出してみたいものです。

こんな素晴らしい演奏をする方が、本当にアマチュアなのか?と疑問になるほどです。恐るべきアマチュアです。
恐れ多くもちょっと注文をつけるとすれば、音量と表現のダイナミックレンジが狭く、中庸な感じが続いていましたので、もう少し大胆さを加える工夫をすれば、更に良くなるかと思います。
この日はややゆったり目の古い時代の曲が中心でしたが、快速テンポの曲或いは大音量を必要とする曲なども聴いてみたくなりました。

これまで、プチ発表会などでいろいろな上手な女流の方を見てきましたが、歴代最高峰の一人です。
他に挙げるとすれば、ちょっとタイプは違いますがマコりんさんでしょうか。
バリバリ弾くマコりんさんの左手(パワー)と、美しいタッチのとこたんさんの右手が合体すれば、最強の女流が誕生?

ちなみにとこたんさんの楽器は1979年製河野30号で、昔習っていた先生はあの渡辺範彦さんとの事でした。
私の河野20号が1978年製ですので、1年違いです。実は私が高校時代に習っていた先生(玉城隆氏)は、渡辺範彦さんのお弟子さんでした。ちなみにその玉城先生は、やはり河野30号を使っていました。その後フレタを買い足しましたが・・・。
そんなこんなでとこたんさんには何か運命めいたものを感じました。



とこたんさんの話題で大分紙面?を割いてしまいましたが、前日の大好きコンペで金賞を受賞した、みちさんの演奏も流石上手かったです。特にバッハのフーガBWV1000。ギタリストのみならず、ヴァイオリンなど他の楽器の先生にも教えを受けて、熱心に研鑽を積まれているという姿勢には頭が下がります。 みちさんは、はるばる京都から上京しての参加です。



演奏後は、会場を近所のインド・ネパール料理屋さんに移し、打ち上げです。色々な方と会話し、記念写真を撮ったり、とっても楽しく飲む事ができました。

普通は、ここでお開きなのですが、この日はさらにサプライズがありました。
河野さんが、マッドさんの愛器レッドゲートを弾きたいとの要望で、アルトフィールドの事務所に移動しての2次会は、試奏大会です。
海海さんのバルベロやGuitarraさんのロレンツォ・アルバレス、タッキーさんの今井、ラムタムさんの合瀬潤一郎、そして私の河野。

河野さんが弾くと、どの楽器もみな良い楽器にしてしまいます。私の河野も高音の甘い音にゾクっときました。こんな音が出るんですね。
30年以上も使っていますので、そろそろ他の楽器に・・・などと考えていましたが。まだまだ河野の性能を出し切っていないなと、もう少し河野で行こうかと思い直す次第です。
河野智美さんご自身も河野ギターをお持ちとの事。2001年に桜井氏に注文して作ってもらったとの事です。あまり使っているのを見た事は有りませんが・・・。河野さんのメイン機は、元太郎さんから貸してもらっている今井とのこと。(本人は貰ったつもりのようですが、笑)

宴もたけなわになると、酔いつぶれているはずの元太郎さんが19世紀ギターを取り出し、ストラップで立ち姿勢で魔笛などを弾きまくっていました。右手のタッチは現代奏法とは全く違う、内側から外側に掻き揚げるような独特のタッチでした。小さなボディから想像も付かないパワフルな音を出していました。



それにしても影のフィクサー?元太郎さんの神経の細やかさには驚きました。あの大柄な風貌からは想像もつきませんでしたが。
あれだけのビッグネームなのに、誰にでも笑顔で気さくに接し、場の雰囲気を良くすることに徹していました。
2次会のギター弾き比べ大会でも、自腹で全員に缶ビールを振る舞い、私にビールが行き渡っていないのでは、と気がつき声を掛けてくれる・・・。
人を惹きつけ、人気が出る要因を垣間見る思いがしました。懐の大きな人です。



最後に、今回参加して私の感じた事を書いておきます。参考になればと思います。

1.プロが講評をするスタイルは、この会の最大の魅力なので、ずっと続けて欲しい。
2.プロの模範演奏も是非続けて欲しい。目の前で聴けるのは最高のプレゼントですし、色々と勉強になります。
3.配った資料に参加者名と曲目、コメントなどに加えて、mixiのハンドルを併記して頂いたのは良かったです。mixiの輪が広がります。
4.ミニコンクール的に参加者に順位を付け、上位3名位を発表すると面白そう。(きっと参加者殺到しますよ!)
5.参加者がお互いに、良かった人を投票し合い、得票数を発表すると言うのも面白いかも。
 (4.と5.両方やると、プロとアマの好みが分かって興味津々かも)
6.最優秀者1名に何か記念品(賞状など)をあげると、記念になって良いかも。
7.打ち上げは毎回開催お願いします(笑)。



以上、大成功、大満足で終了したアマチュアギタリストの会ですが、今後第2回、第3回と発展していって欲しいと思います。
河野さん、佐藤さん、元太郎さん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました。本当に充実した1日でした。

まだまだ書きたいことは沢山ありますが、いい加減この辺でペンを置きたいと思います(笑)。あっ、ちなみに自宅にたどり着いたのは23時を回っていました。
長文にお付き合い頂いた皆様、お疲れ様でした。果たして何人最後までたどり着いたでしょうか?
それでは、また。


P5070079b.jpg
【写真1】本番前の真剣な指慣らし風景。

DSC03317b.jpg
【写真2】私の演奏中1。(4/4写真追加・撮影タッキーさん)


DSC03318b.jpg
【写真3】私の演奏中2。(4/4写真追加・撮影タッキーさん)


P5070120b.jpg
【写真4】打ち上げ風景。

P5070121b.jpg
【写真5】河野智美プロと。いくら何でもちょっとにやけすぎでしょ(あっ、河野さんの肩に背後霊の手が・・・)

P5070122b.jpg
【写真6】アルトフィールドの総帥・高田元太郎プロと。

P5070124b.jpg
【写真7】全員集合写真。

P5070127b.jpg
【写真8】打ち上げ後の2次会(3次会?)はアルトフィールドの事務所で、ギターの試奏会。

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テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

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お疲れ様でした。

2次会って飲んだ後だったんですかあ?

だとしたらすごいことですね。

私には到底できません。

素敵なレポートありがとうございました。



No title

>trueblue66様

2次会は飲んだ後です。
演奏会を1次会とすると、3次会と言うことになります。
とっても勉強になって、しかも楽しい1日でした。
プロフィール

NAO

Author:NAO

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