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第54回弦楽器フェア2011最終日

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【写真1】稲垣稔さんの登場を待つ試奏会場の地下ホール

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【写真2】本日の試奏会に出品された7台のギターとその製作家(井上保人、今井勇一、大西潤、黒澤澄雄、桜井正毅、堤謙光、横尾俊佑の各氏)



本日11/6(日)、昨日に引き続き第54回弦楽器フェア2011に行ってきました。 3日間開催の最終日です。


今日は、14時少し前に会場入りしたら、まず稲垣稔さんの試奏コンサートを鑑賞。
稲垣さんのCDは多分全て所有していますが、初めて生で稲垣さんの演奏を聴きました。
会場の響きの悪さは相変わらずですが、耳が慣れてきたのか(笑)、昨日の宮下祥子さんの時よりは、まだまともに聴こえたような気がしました。

噂の美音は会場の響きの悪さで半減していたかと思いますが、その片鱗は感じました。演奏もとても自然で美しく安定感のあるもので、安心して聴いていられました。
昨日宮下さんが弾いたアルベニスの朱色の塔も弾きましたが、二人の個性の違いが感じられて楽しめました。
別の機会に、普通の響きのする会場で聴いてみたいと思いました。


コンサート後は、昨日時間切れで弾けなかった、国産手工ギターの残りと、世界の名器を18時の閉店まで時間一杯弾きまくってきました。

世界の名器は、アグアド、フレタ、ハウザー、ラミレス、ダマンなど片っ端から弾きましたが、最も良かったのはやはりダブルトップのマティアス・ダマンでした。

ダマンは、音量も音色も、高音と低音のバランスも、全てにおいて他の楽器とは全く違う異次元の音でした。
そして、何より強いタッチで弾いても音がつぶれません。大音量の楽器にありがちな、大味な事も無く、音色も艶があり、甘い音も出せますし、たっぷりとしたギター本来の美しい音も出すことができる素晴らしい楽器。

ダマンでアランフェスの2楽章をほぼ全曲弾いてきました。もう大満足です。そうなると欲しくなるのが人情ですが、昨日450万円と言っていたが、今日改めて聞いたら、400万円でもokとの事(笑)。いやはや、40万円ならその場で持参したいのですが・・・(笑)。
ダマンは、世界的にも人気の楽器のようで、新作を発注しても15年待ちだとか。しかも世界中のプロ演奏家のバックオーダーで満杯のよう。
ラッセルやバルエコといった世界的な名手が使っているのも十分に頷ける名器です。


ダマン以外では、アグアド(約500万円)が良かったです。以下、フレタ(400万円?)、ラミレス(約200万円)、ハウザー(約500万円)の順です。

ラミレスは1970年代のPB(パウリーノ・ベルナベ製作)マーク品。弦長664㎜のラミレス全盛期の頃の楽器でしたが、ラミレスの最大の魅力である高音の甘い音が、今一つでした。

ハウザーは、弦高が低く調整されていたせいか、強く弾くと高音部がビリ付きました。少し弱めのタッチで丁寧に弾く方にはお勧めできます。


国産手工品も全ての展示品を時間をかけて念入りに弾いてきました。
私の選ぶ基準は、まず強いタッチで弾いても音がつぶれない事が大前提。その上で、音色やバランスの良さなどを考慮した選び方です。

その結果、最も私が気に入ったのは黒澤澄雄氏のギターでした。
展示品は40万円の杉のエントリーモデルでしたが、音量も抜群、音色も特に高音部は本家ラミレスを完全に凌ぐ甘い音で、たっぷりと豊かに響きます。
私が試奏していると、製作者ご本人がやってきて、ありがたくも「良い音を出しますね」と言ってくださり、長時間に渡って聴いて頂き、お話もたくさんして下さいました。

ここだけの話ですが(笑)、展示していない、最高峰の150万円の楽器を裏から出してきて、試奏させて下さいました。この楽器は、試奏コンサートで稲垣さんが使っていたものとの事です。
こちらも素晴らしい音で、特に低音の力強さは40万円のモデルよりさらにありました。但し、作って間もないからだと思いますが、高音部の伸びや艶やかさは、40万円のものが良かったです。う~ん、黒澤ギターのエントリーモデル、恐るべしです。
但し、ヘッドのデザインやモザイクなど全体の飾りがちょっと華美な感じで私の好みで無いのが残念です。


次に良かったのは、今井勇一、尾野薫、櫻井正毅各氏のギター。

今井ギターは、重厚な低音と、それに負けない高音の艶と伸びがあり、楽器としてのポテンシャルが高い感じ、コンサートやコンクール等で力を発揮してくれそう。

尾野ギターは、全体的にどっしりとした重厚さを感じる重みのある音。重厚感は国産随一と言えそう。バッハなどを弾くと、重々しさと威厳のある演奏が出来そう。

櫻井ギターは、全体的に欠点の少ない平均点の高い楽器と言う感じ。ギター本来の魅力ある音も出せるし、音量もバランスの良さも高い次元でまとまっている感じ。どなたにもお勧めできる安心感のある楽器ですが、個人的には、もう少し毒と言うか個性があっても良いかな、と感じました。

楽器名は忘れましたが、尾野ギターの左側に展示していた楽器も好感が持てました。
癖のない音で、軽いタッチでも反応が良く、とても弾きやすく、女性にもお勧めできる感じでした。例えるならロマニロスのような感じでしょうか。
(注:この製作者は寺町誠氏との事です。)


番外編ですが、別エリアのSIEのブースに有った、櫻井ギターのトップモデル、RF(レイズドフィンガーボード)モデルも試奏させて頂いたが、ハイポジション部があれだけ高い位置まで盛り上がっていると、やはりハイポジションがかなり弾きやすかったです。
RFを一度体験すると、普通のモデルには戻りたくない程、病み付きになります(笑)。アランフェス協奏曲のようなハイポジションを多用する曲には最適な楽器だと思います。


これまでに、サントス、ブーシェ、ロマニロス、ベルナベ、バルベロ、マリン、フリッツ・ミュラー、ハンス・ハーブなどを弾いた事がありますが、あとはスモールマンを弾けば、世界の名器はほぼ制覇?。
ラミレスのダブルトップの新製品も気になりますが、本日クロサワの店員さんに聞いたところ、音量はあるが高音部のラミレスらしさの甘い音が少し無くなって、細めの音になっているとの気になる情報を得た。実際に弾いて確認してみたいです。

今日も、まりあさん、ラムタムさん、バッハトルテさん、ア★んビさん、Donbukuさん、野口さん、など多数のマイミクさんが来場していました。 お会いできませんでしたが、ピンクさんやきんやさんも来ていた模様。


以上、稲垣さんの演奏と、世界の名器を思う存分弾きまくってきた、ギター愛好家には堪えられない楽しくも貴重な一日でした。



【11/6追記】
記事の中で書いた、製作者不明の楽器ですが、山口県のギター製作家・阿部康幸氏と思われます。
ア★んビさん、ラムタムさん、情報ありがとうございました。


【11/6追記】
このブログにお越しいただいた皆さんへ
そう言えば、先日記事に書いた、千葉ソロギターサークル設立3周年記念の、藤元高輝さんのCDプレゼント企画、今のところ4名しか応募していませんので、皆さんどうぞどしどしご応募下さい。当選の確率はかなり高いですよ!
詳細とお申込み方法は下記ブログ記事でご確認下さい。
http://nao2010.blog11.fc2.com/blog-entry-310.html


【11/7追記】
藤元さんのCDプレゼントの応募者が3名増えて、合計7名になりました。ありがとうございます。
応募される方はお名前だけで結構です。住所などは当選者のみお聞きしますので。
それでは、11/19まで皆さんのご応募をお待ちしています。




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